- 2025.11.17
- 2025.11.17
昨年の2024年10月の最終週末、オランダの指圧の団体に招待されて2日間の講習を受け賜りました。
テーマは、阿是指圧テオリーに基づく、四の首の一つである腰部(首れる部位)がテーマでした(四の首とは、手首、足首、首・頚部、腰部の四関節部位の治療の推奨)。この四か所の関節部位は、動きを潤滑及び、より精巧に作動するために小さい骨が、いくつもあります。体の動きの要の部位である一方、無理な衝撃を受けやすい部位でもあり、またストレスを極端に受ける部位でもあります。この四か所の狭くなった部位、経絡の関所でもある四の首をいつも正常に維持するために、常に四の首の治療をして体のバランスを整えることが重要です。
腰部は、構造上、骨盤底筋、腎臓、横隔膜、脊柱起立筋等が、腸腰筋と筋膜によってつながっています。この事を念頭に置いて背部の問題を腹部で解決する按腹治療のテオリーにのっとった指圧療法を伝授しました。
2025年10月26日・27日
DEN HAAG指圧セミナー
そして今回、2025年のオランダ DEN HAAG https://shiatsuschooldenhaag.nl/ でのセミナーでは、首の首と題して世界中で依存症が増加の一途をたどる現代病ともいえるスマートフォン症候群の治療を伝授しました。
今回この指圧學校の顧問である日本指圧専門学校卒業の宮本先生は、不在でした。講習参加者は、約30人、ベッド15台を並べても充分スペースのある場所での講習会となりました。


スマホ病とは、スマートフォンの長時間使用によって引き起こされる、心身の様々な不調の総称。具体的には、首凝り、肩凝り、頭痛、眼精疲労などの身体的な症状(スマホ症候群)や、スマホなしではいられない精神的な依存(スマホ依存症)などがあります。
スマホ依存症とは、「スマートフォンの使用を続けることで昼夜逆転、すなわち不眠症を誘発。一般的な日常の生活において様々な問題が起きているにも関わらず、使用がやめられず、スマートフォンが使用できない状況が続くと、イライラし落ち着かなくなるなど精神的に依存してしまう状態」のことを言います。
西洋医学では、心身一如の理解が不足しているために、意外に難儀なようです。しかし東洋医学の一環である指圧治療は、難なくこの手の治療を施し非常に良い結果を生んでいます。
指圧の特徴である全身治療はもちろんのこと特に頚部の治療(硬結ポイント治療)を右利き、左利きの体の使い方を考慮した指圧治療法をレクチャ―しました。
参加者の中に、1981年に日本指圧専門学校がプロモートした外国人の為の指圧教室に参加した経験のあるオランダの先生が、いらっしゃいました。お名前は、TRUUS TSUCHIDA HOGENAAR というご婦人です。長年指圧治療をオランダで、営んでいるとのお話でした。またオランダでは、指圧治療が、民間の医療保険の適用があり、大変ポピュラー化されているとのことでした。

44年前すでに日本指圧専門学校は、指圧の海外普及をしていたことになります。ちなみに先生は、浪越満都子先生と佐々木先生とのことでした。


世界中で携帯電話が使用されています。すなわち世界中に指圧治療適用の患者さんがいるわけです。こんな絶好な機会をほおっておく手はありません。改めて指圧の可能性を問われています。指圧の花を咲かそうではありませんか。という事で、パンデミック以降鳴りを潜めていた指圧普及の動きが、再びEU諸国で見えてきました。
2日間の講習は、あっという間に終了しました。今回も、アムスステルダムのホテル大倉の橘指圧治療院で20年間働いていた、日本指圧専門学校出身の宮本先生が、応援に駆けつけてくれました。


<追記>
現時点のオランダは、労働許可証が、非常に取りやすくなっております。またワーキングホリデーを利用して就労している卒業生が、何人かいるとのことです。
オランダは、移民問題にて、確実に失敗しているにもかかわらず、まだまだ海外で働くチャンスを与えている姿を見ることができます。沢山困難が見え隠れしていますが、クレバーなオランダは、試行錯誤しながら、確実に前に進んでいます。日本も見習わなくてはならないことが沢山あるようです。
来年も招聘とのことで、セミナーは合格点だったようです。やれやれ無事にスペインに帰国しました。
塾SHIATSUPRACTOR 塾長 小野田茂
