- 2026.01.16
- 2026.01.16
この報告は、「日本指圧専門学校卒業生が地域医療・健康づくりの現場でどのような役割を担っているか」を共有する目的でまとめたものです。参考にしていただければ幸いです。
宇都宮での東洋医学イベントの企画・運営を行いました
去る12月14日(日)、宇都宮駅東口の施設「ライトキューブ宇都宮」において、「東洋医学フェスタ2025 in 宇都宮」を一般社団法人栃木県鍼灸マッサージ師会(以下、栃師会)主催で開催いたしました。
栃師会理事には、日本指圧専門学校卒業生である私(61期・野上有子)および64期の岩田和子先生が就任しており、本イベントでは実行委員として企画・運営に携わりましたので、以下のとおり開催のご報告をいたします。
開催目的
本フェスタは、以下の3点を目的として開催しました。
- 東洋医学(鍼灸・あん摩マッサージ指圧・漢方・薬膳等)の普及啓発
- 市民の健康増進および健康寿命延伸への寄与
- 専門職・教育機関・企業の連携強化
実施内容
1. あん摩・マッサージ・指圧体験ブース
手技の違いを実際に体験していただくため、あん摩・オイルマッサージ・指圧のすべてを体験可能な構成とし、最も人気の高いブースとなりました。
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特に指圧ブースでは、多くの日本指圧専門学校卒業生の先生方にご参加いただき、
大崎日本指圧専門学校同窓会長、川端千葉県鍼灸マッサージ師会長をはじめ、
61期(植村先生・河西先生・萩原先生)、62期(清水先生)、64期(泉田先生・加藤先生・小須田先生)の先生方にご協力を賜りました。
学校で培った指圧の技術と臨床姿勢が、市民の皆様から高い評価を得ていることを実感する場となりました。
また、あん摩・オイルマッサージについては、栃師会会員のほか、大宮呉竹医療専門学校教員、東京都鍼灸マッサージ師会の先生方にもご協力いただきました。
- 体験者数(延べ):144名
- あん摩:58名
- オイルマッサージ:43名
- 指圧:112名
多くの来場者が複数の手技を体験され、あん摩マッサージ指圧師という国家資格の幅広さを実感していただく機会となりました。
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2. 鍼体験ブース
鍼灸未経験者が多い中、鍼の太さや種類、小児鍼・美容鍼などについて丁寧な説明を行い、安心して体験していただきました。鍼灸を身近に感じていただく良い機会となりました。
- 体験者数:51名
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3. イベント体験ブース
- 鍼刺し体験(シリコン使用)
- 玄米よもぎカイロ作り(20名)
- お灸講座(6名)
鍼刺し体験は親子での参加が多く、真剣に取り組む子どもたちの姿が印象的でした。よもぎカイロ作りは当初予定を上回る参加があり、急遽追加開催するほどの盛況となりました。お灸講座では、セルフケアとして活用できるツボや症状別のアドバイスが行われ、学ぶ楽しさを実感していただきました。
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4. 相談ブース
1)漢方・薬膳相談
地元の薬剤師、国際薬膳調理師、国際中医専門員、薬膳師の資格を持つ先生方にご協力いただき、1人20分のミニ相談を実施しました。
- 漢方相談:6名
- 薬膳相談:10名
舌診などを通じた体調チェックや、季節に応じた身近な食材・献立の提案が行われ、「食べ物が体を作る」という東洋医学の考え方を実感していただきました。
2)健康相談ブース
救護班として協力いただいた看護師・保健師・助産師により、血圧測定、握力測定、免疫力チェック等を実施しました。
- 体験者数:約50名
5. 講演ブース
「免疫力を高める東洋医学の知恵」をテーマに、学校法人敬心学園 日本医専専任教員・東京医療保健専門職大学 特任教授の 王 瑞霞 先生 に特別講演をいただきました。
- 参加者数:約70名
東洋医学古典『黄帝内経』の「正気存内、邪不可干」の考え方をもとに、免疫力を高める生活習慣・ツボ・薬膳・漢方について、現代生活に生かせる形で分かりやすく解説いただき、大変好評でした。
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専門職・教育機関・企業との連携
1. 学校ブース
- 大宮呉竹医療専門学校(晴眼者対象)
- 栃木県立盲学校(視覚障害者対象)
- 筑波技術大学(視覚障害者対象)
国家資格取得までの道筋や、多様な年齢層の学びの実例を紹介し、進路・転職相談の機会を提供しました。
2. 企業ブース
- 株式会社フレアス 他4社
東洋医学を支える企業による、最新機器・製品の紹介が行われました。
感想
当日は悪天候にもかかわらず、多くの市民の皆様にご来場いただき、無事に開催・終了することができました。
行政を含め、これまで業種ごとに活動してきた専門職が一堂に会し、「東洋医学チーム」として一体感をもって運営できたことは、今後の連携や発展につながる重要な一歩であったと考えております。
本フェスタを通じて、東洋医学の魅力や有用性を「体験」を通して市民の皆様に伝えることができたことは、大きな成果でありました。
また私自身、日本指圧専門学校で学んだご縁と、同窓のつながりがあってこそ本フェスタが実現したことを改めて実感し、同窓会の存在意義とその力を強く感じる機会となりました。今後も東洋医学の魅力を広く発信し、地域の健康づくりに貢献してまいりたいと考えております。
最後になりますが、本フェスタに際しご協賛を賜りました日本指圧専門学校様、ご多忙の折、ご協力を賜りました日本指圧専門学校同窓会会員の皆様、心より感謝申し上げます。
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