第15回指圧国際大会に参加して
8月18日掲載
42期 神田 浩士 (日本指圧専門学校教員)
バンクーバーに到着
カナダでの青空指圧に長蛇の列
講義の様子
参加者は皆熱心でした
Hello!! Vancouver
8月8日、北京オリンピックの開催日に成田を経ってから8時間、空の旅を終えてバンクーバーの地に降り立ちました。目的は第15回指圧国際大会に参加するためです。到着後はバスで観光をして市内で夕食を済ませると、ブリティッシュコロンビア大学に向かいました。大学の敷地は町ひとつ分あるほど大きく、緑に囲まれてアカデミックな雰囲気が漂っています。折しも同時期にフリスビーの世界大会が行われており、宿泊する寮では日本を始め各国から集まった選手とおぼしき人たちと一緒になりました。
Shiatsu Conference 2008
大会の初日は、バンクーバー中央図書館でカナダの先生方による講義を受講し、午後からは館内で行われた青空指圧に参加しました。カナダの人たちには、まだ指圧は珍しいようで用意された指圧テーブル10台と指圧チェア10台はあっという間に埋まってしまい、順番待ちの列は途切れることがありませんでした。あとから現地スタッフの方に話を聞いたところ、当日は300名以上が指圧を受けられたそうです。途中から数え忘れたのですが、私自身も10名くらいに指圧をすることができ喜んでいただきました。
2日目は、ブリティッシュコロンビア大学での講義と実技です。午前の部はまず、私が指圧理論の基礎について講義を行いました。学校では指圧理論の授業を担当しているとはいえ、現地の人たちの指圧に対する関心度は未知数・・・。どれほどの興味を引き出せるか、不安がよぎります。冒頭の自己紹介は英語で行い、そして通訳を介してパワーポイントで講義を進めていきます。指圧とマッサージの違い、指圧の三原則などについて説明を行いました。持ち時間を半分過ぎたところで質問タイムを設けると、会場からは矢継ぎ早に手が上がります。圧の程度について、持続時間について、指圧点は経絡経穴と一致するのか?など、様々な質問が出てきます。参加者の指圧に対する関心は高く、講義の残り半分もスムーズに終えることができました。通訳をしていただいたアレクサンダー・G・ウッドバーン氏に感謝いたします。
大会を終えて
今回、海外で講義をする機会を与えていただき、学校の教員として携わっている「指圧」を別の角度から見ることができました。日本指圧専門学校に入ったときから数えて、11年目となる今年。今まで積み上げてきた指圧に関する知識や技術の再認識と、これから先の目標ができる良いきっかけとなりました。指圧の道は、まだまだ先が長そうです。