会員近況レポート

メキシコ指圧記 一年を振り返って −後編−

8月1日掲載

48期 浅田 秀男 (メキシコ)

 

マッサージEXPO2008
マッサージEXPO2008/会場の様子

指圧実技の講習
指圧実技の講習

マッサージEXPO2008

 はじめての大仕事が「マッサージエキスポ2008」。1月20日にメキシコシティの中央病院の公会堂で、持ち時間は90分、マッサージ師や医師などを含めた約300名の前で「基本指圧とマッサージチェアによる座位指圧」の講演を行いました。きっと、メキシコで浪越を卒業した指圧師が浪越指圧を目前で行うのは初めてで、指圧に理解を持ってもらう絶好の機会でした。

準備段階では、約12,000キロ離れた母校と、インターネットカメラでテレビ会議を数回実施して先生方にいろいろアドバイスを頂き、また勇気付けられました。この場を借りて、神田先生、黒沢先生、藤田先生、青山先輩、ありがとうございました。

 人生初のスペイン語での講演でしたので、開始の5分間はかなり緊張しましたが、しだいに落ち着いて観衆の顔が良く見えるようになりました。そうなると口も良く動きだし、マッサージはエネルギーの調節が基本というというメキシコの観衆に、私の学んできた指圧をカタコトなスペイン語ではありましたが伝えることができました。そして、とても興味深く耳を傾けてくれる様子をみると私自身もさらに調子が出て、思いの全て口にしました。気が付けば、あっという間に90分が経ち、進行役に「この辺で切り上げないとダメですか?」尋ねると、会場全体から「続けて!!」の声で、結局2時間をオーバーする結果。講演を終えると、多くの聴衆の方が私のところに駆け寄り、質問、写真撮影、サインの攻勢にあいました。ちょっとしたスター気分でした。また他の州から指圧教室開講のオファーあり、浪越指圧の関心度の高さを感じることができました。

 今年2月には、調整訳&通訳という指圧以外の仕事で帰国し、母校を訪ねることも出来ました。その際、理事長にメキシコの状況と今後の展開について報告することができ、支援と激励を頂くことができました。

「指圧の心、母心・・・をメキシコに必ずや伝えてみせます」

 メキシコ2年目は、施術で食べていける目処もついたので、組織の発足、指圧の提供範囲の拡大を第一の目標として取り組みにつつ、自らの日々精進も忘れず、毎日コロナビールとタコスを食べて頑張って行きたいと思います。

この続きは、またの機会に。

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